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大学・大学院留学
大学院課程

オーストラリア大学院課程の概要
オーストラリアの高等教育は、世界トップクラスの水準を誇り、分野の多様性にも優れています。
特に、研究中心大学グループ(Group of Eight:G8)は、QS世界大学ランキングで毎年すべての大学がトップ100にランクインしており、科学、工学、人文学、ビジネスなど、幅広い分野で活発な研究活動が行われています。
また、世界的に評価の高い学術論文やジャーナル、国際学会での発表実績も豊富で、教育と研究の両面で国際的に高い評価を受けています。
オーストラリアはこれまでに多数のノーベル賞受賞者を輩出しており、現在も多くの分野で最先端の研究が進められています。
大学院課程は、主に以下の3つに分類されます。
-
授業中心の修士課程(Coursework)
講義や課題を中心とした実践的なプログラムで、キャリアアップや専門分野のスキル習得に適しています。 -
研究中心の修士課程(Research)
研究計画に基づいて指導を受けながら研究を進める課程で、将来的に博士課程への進学を考えている方におすすめです。 -
博士課程(PhD)
独自の研究テーマに取り組み、学術的な知見の深化と新たな発見を目指します。
近年では、人文学や応用科学分野を中心に、研究修士と博士課程を一体化した統合コースも提供されています。

修士・博士課程の種類
種類
概要
Graduate Certificate(準修士証)
0.5年
学士課程で学んだ知識を発展させ、職業スキルを習得する短期課程。
Graduate Diploma(準修士号)
1年
Graduate Certificateと同様、職業スキルに特化。より体系的な内容を学びます。
Master Degree(Coursework)
1.5〜2年
職業に直結するスキルを学ぶ授業中心の修士課程。
エッセイやチームプロジェクト、研究を含む。
Master Degree(Research)
2年
研究能力を高めるための課程。
Honours学位保持者が対象だが、職務経験のある学生も入学可能。
研究成果によってはPhDへの編入も可能。
Doctoral Degree
(博士号)
3年
オーストラリアの最上位学位。
独創的かつ体系的な研究成果が求められる。
一部授業を含む場合もあります。
修士・博士課程の種類
項目
コースワ ーク(修士)
リサーチ(修士・博士)
開始時期
毎年2月・7月
特に定めなし
期間
1〜2年
3〜4年
学習形式
授業 + エッセイ + チームプロジェクト
研究 + 論文中心
奨学金
最大25%の授業料免除
授業料+生活費+研究費の奨学金あり
成果物
約10,000〜15,000字のエッセイやプロジェクト
約50,000〜70,000字の論文を執筆し、教授・学部の審査を経て学位取得
オーストラリアの主な研究分野
ビジネス(Business)
オーストラリアの多くの大学におけるビジネス専攻は、世界のビジネススクールランキングにおいて、MBAやビジネスコンペティションの分野で何度も上位にランクインしています。
オーストラリアのビジネスプログラムは、実践的なビジネススキルとインターンシップ経験が必須であり、他国と比較して短期間(3年)での修了と卒業後の早期就職が可能な点から、留学生の満足度が非常に高い分野です。
また、オーストラリアはその地域的・地理的な特性から、日本や韓国との貿易にも強く、将来的にアジア市場との結びつきが期待されるため、多くの学生にとって将来の可能性を広げる分野でもあります。
工学(Engineering)
オーストラリアはその歴史的・地理的環境から、都市工学、環境工学、水資源管理、鉱山工学が特に発展しています。
また、高水準の基礎科学研究を土台とし、今後の技術発展においても注目されている分野です。
主な専攻分野は以下の通りです:
土木工学、都市計画、環境工学、電気電子工学、生命工学、機械工学、鉱山工学、燃料工学、新素材工学、コンピューター工学など。
コンピューター(IT / Computer Science)
オーストラリアのIT分野は世界的に非常に高い評価を受けており、革新的なIT教育と研究のリーダーとして知られています。
世界ランキングでは、オーストラリアの国立大学の半数以上が上位400校にランクインしており、その質の高さが証明されています。
多くの大学では独立したIT学部を設置しており、コンピューターサイエンス、IT、インフォマティクス、情報システムなどの基本科目に加え、ビッグデータや量子コンピューティングといった先端分野でも注目を集めています。
デザイン/アート(Design / Art)
現代社会では、芸術、創作、教育、科学、技術などが融合した「人間中心の産業」が急速に発展しています。
オーストラリアのデザイン・アート分野もこれに伴い、産業界やビジネスとの幅広い連携を持ちながら、クリエイティブ産業(Creative Industry)として進化を続けています。
人文学(Humanities)
オーストラリアでは「人間」と「生活」の調和を重視しており、人文学は急速に成長している分野の一つです。
特に、科学、IT、芸術など他分野との学際的な融合を目指した新たな学問探求が進められており、毎年優れた研究成果を発表しています。
さらに、オーストラリアはアジア太平洋地域におけるリーダー国として、国際関係学、国際開発学、社会学などの分野で先進的な研究を行っており、アジア諸国との共同研究や学術交流も活発です。
主な研究分野:特別支援教育、教育政策、教育評価、言語学、ジェンダー学、犯罪心理学、国際関係、社会政策、福祉マネジメントなど。
修士・博士課程の種類
項目
内容
入学情報
毎年2月/7月
※博士課程は随時受け入れあり
入学条件
■ 修士課程(Coursework)
① 英語力
・所定の英語能力が必要(IELTS 6.5〜7.0)
・英語力が不足している場合、語学コースの履修が必要
② 学歴条件
・学士号以上(専攻により異なる)
・コースによっては、関連分野での職歴証明書が必要な場合あり
・条件を満たさない場合は、パスウェイ(進学準備コース)を経由して入学可能
■ 研究修士/博士課程(Research / Doctoral)
研究型修士または博士課程に出願するには、出願前に研究計画書(Research Proposal)を作成し、指導教員(Supervisor)を見つける必要があります。
研究内容に合った指導教員を大学内で探すことが最初のステップです。
一部の大学(例:ビジネス学部)では直接出願が可能な場合もありますが、基本的には教授の承認を得た後、正式に入学申請する流れとなります。
提出書類
・パスポートコピー
・学士以上の卒業証明書(英語)
・学士以上の成績証明書(英語)
・(必要に応じて)研究実績や関連職歴証明書
・英語能力試験スコア(IELTS、TOEFLなど)
・履歴書(CV)※必要に応じて
※研究修士・博士課程の場合の追加要件
・研究計画書(Research Proposal)および履歴書(CV)
・希望大学の指導教授(Supervisor)を事前に見つけること
・推薦状 2~3通
学費(目安)
年間 AU$25,000~AU$40,000(日本円 約210万円〜340万円)
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