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オーストラリア留学
留学を考えている学生が準備を進める中で、最もよく尋ねる質問の一つが「奨学金のチャンスはあるかどうか」です。これはどの国でも共通していますが、一般的に奨学金制度はその国の国民を対象としていることが多いため、留学生の場合は、国際学生として申請できる奨学金を探し、その条件に合わせて準備する必要があります。
オーストラリアの教育機関で学びたい国際学生が申請可能な奨学金にはさまざまな種類がありますが、その支給元に基づいて大きく以下の2つに分類できます。
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大学・カレッジが提供する奨学金(College / University Sponsored Scholarships)
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オーストラリア政府が提供する奨学金(Australian Government Sponsored Scholarships)
オーストラリア奨学金情報

College / University Sponsponship Scholarship (大学後援奨学金)
International Student Merit Scholarship (成績奨学金)
大学後援の成績奨学金は各学校ごとに申請時期(入学前、または学期中の成績基準など)、申請資格、申請書類が異なりますが、入学申請時に申請する場合、日本での成績を基準に審査を行い奨学金対象者を選定します。いくつかの学校では、自分が奨学金を受けるべき理由についてのエッセイを奨学金申請書と一緒に提出することを求める場合もあります。
奨学金を希望する場合、まず希望する学校が決まったら、留学手続きを進める留学専門家(カウンセラー)と相談し、入学申請から奨学金申請までその学校が求める方向性や条件を明確に理解し申請(特にエッセイを提出しなければならない場合)するのが良いです。

Research Scholarship (研究奨学金)
研究奨学金は通常、修士または博士課程の学生が対象となりますが、研究課程の申請方法や手続きは通常の学位課程(Coursework)と比較して複雑です。まず、入学申請時にはどの研究を行うかを明確にしておく必要があり、事前に研究経験が求められます。また、どの教授の指導の下で研究を行うかを決め、その内容で審査を受けます。
研究奨学金の申請は、入学申請と同時に行うことが一般的です。自分が行いたい研究に関する申請書を提出し、審査を受けることになります。
ただし、学校の支援時期とは異なり、奨学金申請の締め切りは特定の学期に対して異なるため、注意が必要です。例えば、10月に研究準備を始め、翌年の3月に研究を開始する場合、3月の奨学金申請締め切りが9月末の場合があります。この場合、初めの学期は奨学金なしでスタートし、次の学期から奨学金が支給されることになります。したがって、事前に正確な情報をもとに計画を立てることが重要です。
Australian Government Sponsored Scholarships (オーストラリア政府後援奨学金)
Endeavour Leadership Program(エンデバーリーダーシッププログラム)
エンデバーリーダーシッププログラムは、オーストラリア政府が国際学生を支援する代表的な奨学金プログラムです。大学が提供する一般的な奨学金は学費の一部または全額を支援することが多いのに対し、エンデバー奨学金は学費のみならず、旅行費用、生活費、OSHC(留学生医療保険)、さらには旅行保険費用までも支援する非常に包括的な奨学金です。
このプログラムは支援内容が非常に魅力的であるため、競争者も多くなりがちですが、どれだけ早く、そしてしっかりと準備を整えるかが選抜のチャンスを高めます。多くの学生が準備不足で、入学許可書が必要だということに後から気づき、締め切りを過ぎてしまうこともあります。そのため、担当カウンセラーと相談し、申請資格や審査基準、締め切り日を把握して、事前に学校の入学許可を取得し、必要書類を整えて申請することが非常に重要です。
申請に必要な書類には、オンライン申請書、パスポートのコピー、成績証明書および修了証書、入学許可書、英語能力証明書、履歴書、職歴証明書(ある場合)、推薦状などがあります。
このプログラムは、大学の修士・博士課程、研究課程(Research)だけでなく、ディプロマなどの専門大学課程にも申請可能である点が特徴です。
Australian Award(オーストラリア奨学金)
オーストラリアは、特定の国との協定に基づいて奨学金を提供しています。この奨学金は、これらの協定を結んでいる国の学生が申請することができるもので、現在のところ、日本は対象国には含まれていません。
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