卒業後の展望
オーストラリアの調理学科の学生は、カリキュラムに含まれる実習を通じて十分な経験を積み、卒業と同時に正式なシェフとして就職することが可能です。
また、調理学科を修了した学生は、18か月間の卒業ビザ(Temporary Graduate Visa)を取得する条件を満たしており、この期間に有名レストランやホテルでキャリアを積みながら、永住権の申請準備をすることもできます。
最近では、オーストラリア留学後に起業して成功する韓国人学生の事例が増加しており、オーストラリア出身のシェフたちの活躍により、料理・製菓留学の人気エリアとして注目されています。
専攻分野の説明
調理学科(Commercial Cookery)
オーストラリアの調理学科では、食材や調理器具の使い方などの基礎から、料理技術、レシピ開発、厨房運営、経営スキルに至るまで、シェフに必要な全てのスキルを学ぶことができます。
他国と異なり、6か月~1年間の有給実習が含まれている点も大きな特徴で、実務経験を積むと同時に収入も得られるという利点があります。
製菓・製パン学科(Patisserie & Baking)
オーストラリアの製菓・製パンコースでは、ベーキング、ケーキ、ペストリー、チーズ、チョコレート、シュガークラフトなど、製菓・製パン職に必要な基礎技術を習得できます。
調理コースと同様に、将来的にホテルのキッチン全体をマネジメントしたり、自分のビジネスを運営できるよう、ホスピタリティ経営理論も学びます。
代表的な学校としては、世界三大料理学校の一つである「ル・コルドン・ブルー」、およびオーストラリア州政府が運営する公立専門学校「TAFE」のウィリアム・アングリス校が挙げられます。
料理・製菓
専攻分野
料理学科
製菓製パン学科
近年、料理人が一つの専門職として認識されるようになり、多くの方がシェフやパティシエになるためにオーストラリアへの料理留学を選んでいます。
オーストラリアはさまざまな国籍の移民が暮らす国であり、世界三大美港の一つであるシドニーを中心に、毎年多くの観光客が訪れています。
世界中の多様な文化を持つ特別な料理を体験できるという点は、各国の伝統料理だけでなく、自分だけのレシピを開発するための土台となるでしょう。
また、オーストラリアは世界最大規模の農業・畜産業・水産業国家であり、新鮮で多様な食材に触れられるという点で、さまざまな料理を学び体験するのに最適な条件を備えています。
オーストラリアにあるル・コルドン・ブルーやウィリアム・アングリスなど、世界的に認められている料理・製菓学校を通じて、世界で活躍するシェフやパティシエになるための基礎を築くことができます。
